馥郁には沢山の方々の手仕事、技術がちりばめられています。
全ては、モノづくりをされている職人さん、プロフェッショナルな方々の、
技術や想いの集合体です。
さて、馥郁は池尻大橋三宿で今年10年目に入ったフレンチレストラン「デュバリー」の
2店舗目としてオープンしました。
私もデュバリーのサービスマン、ソムリエールとして7年間勤めました。
そんな中でデュバリーの今現在の在り方や、お酒を含めた食材への向き合い方、扱い方の方向性の決め手となったのは、日本ワインと生産者の方々との出会いがきっかけだったのではないでしょうか。
年に一度の収穫、年に一度しかその年のワインは造れないものであり、
畑をもつ生産者の方々は農家さんであります。
その年々の風景が瓶に詰められていきます。
味わいについてここで書き記す事はあまりに野暮なので書きません。
日本ワインは流行ではないです、ワイン産地として50年後100年後その先へと続いていきます。
季節ごとの美味しい食材に囲まれ、同じ土地で育ったものたちを組み合わせて紹介していく事はごく自然な流れでした。
そしてそれは、常日頃から身近にある国内でつくられている様々なモノへの興味関心となり、これまであったものへの再認識、その道の職人さんたちの技術、手仕事への尊敬となっていったように思います。
そうして、日本ワインを通じて出会った方々がまた人をつなぎ、つなぎ、
輪が広がっていきました。
私たち馥郁は、そんな生産者や産地、ストーリーが見えるモノたちを扱いたい。
建築、デザイン、お酒、お皿や酒器などの手仕事は生産者の方々にお任せしています。
その魅力や背景を伝える事は私たちの手仕事です。
馥郁はどんなお店ともし聞かれたらこう答えます。
生産者の手仕事に敬意を込めて、「和のもの色々」
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